社労士試験の合格率推移(過去10年)|令和8年度は9.3%、受験料から見た期待受験回数
社会保険労務士試験(社労士試験)の令和8年度(第58回、2026年8月23日実施)の合格者は 3,961人、受験者は42,510人で、合格率は計算上 9.3% でした。試験を実施する全国社会保険労務士会連合会試験センターの公式発表だけを出典に、平成29年度から令和8年度までの10年分を整理します。公式資料には合格率そのものが載っていないため、本ページでは人数から合格率を計算し、受験料から見た期待受験回数も独自に算出しています。
要点(令和8年度・公式確認日 2026-10-03)
| 指標 | 値 | 区分 |
|---|---|---|
| 受験申込者数 | 52,842人 | 公式 |
| 受験者数 | 42,510人 | 公式 |
| 合格者数 | 3,961人 | 公式 |
| 合格率(合格者数÷受験者数) | 9.3% | 計算 |
| 合格率 前年差 | +3.8pt | 計算 |
| 直近5年平均(令和4〜8年度) | 6.7% | 計算 |
| 直近10年平均(平成29〜令和8年度) | 6.7% | 計算 |
| 10年のレンジ | 5.3%〜9.3% | 計算 |
| 受験手数料 | 15,000円 | 公式 |
| 1合格あたり受験料(受験料÷合格率) | 約161,290円 | 計算 |
| 期待受験回数(1÷合格率) | 約10.8回 | 計算(仮定値) |
「公式」は実施団体の発表値、「計算」は本サイトが公式値から算出した独自計算列です。式は本文中に明記します。
合格率の推移(平成29年度〜令和8年度)
出典は公式の「過去10年の推移」(受験申込者数・受験者数・合格者数のグラフ)です。
| 実施年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 前年差(pt) | 申込者 前年比 | 受験率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 52,842 | 42,510 | 3,961 | 9.3% | +3.8 | −1.4% | 80.4% |
| 令和7年度 | 53,618 | 43,421 | 2,376 | 5.5% | −1.4 | −0.2% | 81.0% |
| 令和6年度 | 53,707 | 43,174 | 2,974 | 6.9% | +0.5 | +0.8% | 80.4% |
| 令和5年度 | 53,292 | 42,741 | 2,720 | 6.4% | +1.1 | +2.0% | 80.2% |
| 令和4年度 | 52,251 | 40,633 | 2,134 | 5.3% | −2.6 | +3.6% | 77.8% |
| 令和3年度 | 50,433 | 37,306 | 2,937 | 7.9% | +1.5 | +2.4% | 74.0% |
| 令和2年度 | 49,250 | 34,845 | 2,237 | 6.4% | −0.2 | −0.6% | 70.8% |
| 令和元年度 | 49,570 | 38,428 | 2,525 | 6.6% | +0.3 | 0.0% | 77.5% |
| 平成30年度 | 49,582 | 38,427 | 2,413 | 6.3% | −0.5 | −0.6% | 77.5% |
| 平成29年度 | 49,902 | 38,685 | 2,613 | 6.8% | — | — | 77.5% |
人数は公式、合格率・前年差・申込者前年比・受験率は計算です。計算式: 合格率 = 合格者数 ÷ 受験者数。前年差 = 当年度合格率 − 前年度合格率(pt、四捨五入した合格率どうしの差)。申込者前年比 = 当年度申込者数 ÷ 前年度申込者数 − 1。受験率 = 受験者数 ÷ 申込者数。
読み取れること
- 合格率は10年間で 5.3%〜9.3% の範囲にあり、令和8年度の9.3%が10年で最も高い値です。令和7年度の5.5%からは3.8pt上昇しました。
- 合格者数は令和7年度の2,376人から令和8年度の3,961人へ増えました(計算: 3,961 − 2,376 = +1,585人)。受験者数は43,421人から42,510人へむしろ減っており、合格率の上昇は合格者数の増加によるものです。
- 令和8年度の合格基準について公式は、選択式が総得点25点以上かつ各科目3点以上(雇用保険法のみ2点以上)、択一式が総得点47点以上かつ各科目4点以上とし、「試験の難易度に差が生じたことから、昨年度試験の合格基準を補正したもの」と説明しています。合格率の変動の理由を公式資料から断定することはできません。
- 申込者数は10年で+5.9%(計算式: 令和8年度申込者数 ÷ 平成29年度申込者数 − 1)で、52,842人〜53,707人の水準が続いています。受験率は令和2年度の70.8%を除き74%〜81%の範囲です。
受験料から見た「1合格あたり受験料」と期待受験回数
受験手数料は15,000円(公式の試験概要ページ記載。払込みに係る手数料は受験申込者負担)です。これを合格率で割ると、合格者1人を生むために受験者全体が支払っている受験料の期待値が出ます。
- 1合格あたり受験料 = 15,000円 ÷ 9.3% = 約161,290円
- 期待受験回数 = 1 ÷ 9.3% = 約10.8回
期待受験回数は「毎回の合格確率が全受験者平均と同じで一定」という仮定の下での目安(仮定値)です。個人の合格確率は学習量や受験経験で大きく変わるため、受験1回あたりの費用感を他資格と横並びで比べるための指標として使ってください。単年の合格率は年度によって大きく動く(10年のレンジは5.3%〜9.3%)ため、この値も年度ごとに変わります。
試験区分・基準点について
公式の試験概要によると、試験は選択式(8科目・計40点)と択一式(7科目・計70点)で、各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格です。合格基準点は合格発表日に公表されます。令和7年度以前の合格基準点は、今回確認した公式ページには掲載がなかったため、本ページでは取り上げていません(公式未取得)。また、公式資料には受験資格別・免除科目有無別の合格率は載っていないため、区分別の合格率は算出していません。
令和8年度(2026年度)の日程と受験資格
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申込受付期間 | 2026年4月13日(月)〜5月31日(日) |
| 試験日 | 2026年8月23日(日) |
| 合格発表日 | 2026年10月1日(木) |
| 受験手数料 | 15,000円 |
令和9年度の日程は、2026年10月3日時点で公式サイトに掲載がありません。公式の試験概要では、申込期間は「官報公示(毎年4月中旬)が行われてから5月31日までの間」とされています。
受験資格について公式は「『①学歴』『②実務経験』『③厚生労働大臣の認めた国家試験合格』の3つに分けられ、この中のいずれか1つを満たしている必要があります」としています。個別の該当可否は、公式の受験資格ページと事前確認で確認してください。
データの更新について
本ページは、試験センターが次回の合格発表(例年10月上旬)で人数と合格基準を公表した時点、または受験手数料・日程が変更された時点で再計算し、更新日を更新します。
出典(公式)
- https://www.sharosi-siken.or.jp/
- https://www.sharosi-siken.or.jp/about/outline/
- https://www.sharosi-siken.or.jp/exam/
- https://www.sharosi-siken.or.jp/results/
- https://www.sharosi-siken.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/過去10年の推移と合格者の年齢階層別・職業別・男女別割合_2026.pdf
- https://www.sharosi-siken.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/社会保険労務士試験合格者等受験状況一覧_2026.pdf
- https://www.sharosi-siken.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/社会保険労務士試験の合格基準及び正答について_2026.pdf